リーエ高槻歯科 大阪府高槻市春日町36-1

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診療時間

月曜~金曜日(土・日・祝日休診)
[午前]9:00〜13:00
[午後]13:30~17:00

所在地

〒569-0053
大阪府高槻市春日町36−1
FAX.072-670-0064

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歯周病

専門医による歯周病治療
歯周病でお悩みの方へメッセージ
歯周病は治せる病気です。簡単にあきらめないでください!


対象の患者さん
・歯周病でお悩みの方
・歯を失って、しっかりと噛めずに困っている方
歯周病進行の流れ

歯周病進行の流れ

1.健康な状態: 歯を支える歯周組織が失われていない状態。この状態を保つには歯ブラシを自分で毎日おこない(コレが技術的に簡単ではありません。しっかりと歯科医院で教えてもらう必要があります。)、定期検診を受けて歯ぐきのメインテナンスを行なうことが大切です。

2.歯石や歯垢がたまっている状態: 歯ブラシがちゃんと出来ず、歯科医院でのメインテナンスを受けなければ歯肉炎という、歯ぐきの炎症が続く状態になります。ここで頑張れば1の状態に戻せます。

3.初期の歯周病です。歯を支えるための骨が溶け始めるだけでなく、歯根膜と言われる歯と骨をつなぐ大切な組織が失われていきます。

4.中期の歯周病です。歯がグラグラし始めて、この時点で初めておかしいなと感じる方がいるかもしれません。このような症状が出てくるとすでに結構病気は進行しているのです。ここから1の状態に戻すことは難しいですが、十分に治療可能です。

5.末期の歯周病です。指で引っ張っても抜けそうな状態になっています。ここまでくると治すことが難しくなりますが、それでも現在の歯周病治療では治せることも多くあります。
歯周病は日本で40歳以上の8割がかかっていると言われている病気です。
とてもありふれた病気ですが、サイレントディジーズと言われる糖尿病や脳梗塞などと同様に重症になるまでは自覚症状がほとんどありません。歯はあごの骨の中に歯周靭帯といわれる靭帯を介して埋まっていますが、歯周病は歯を支える組織を破壊しながらじわじわと進行していきます。歯周病でお困りの患者さんの多くは“歯がグラグラし始めたので”や“歯ぐきが腫れてきて痛い”と症状を抱え始めてから来られます。実はこの段階になると相当重症化していることが多く、事実をお話するとビックリされるかたも多いです。

 私は多くの歯周病にかかった患者さんを見てきましたが、“この歯を残すのは無理だ、、、”という厳しい状態の方ももちろんおられます。しかしその反面、“頑張れば十分残せるな”という状態の方が多く、それをお伝えすると“頑張って治したいです”とおっしゃられる方が大半です。よくあるのが他院で歯周病だから抜かないといけないと言われたという患者さんで、実際よく調べてみると十分に治せる状態の方がとても多いのです。特に近年、歯周再生治療が劇的に進歩し、さらに多くの歯が残せるようになってきました。スウェーデンに留学中、私はスウェーデン、イエテボリ大学のLars Heijl教授、Gunner Heden先生といった世界的にこの分野をリードする先生から直々に治療を伝授していただき、それをさらに進化させています。

 もし、歯周病でお困りの方がいらっしゃれば、あきらめずに一度当院にご相談ください。しっかりとした診断のもと、わかりやすく状態をご説明いたします。そして治療が可能であれば歯周病治療においては世界最高と言われるスウェーデン、イエテボリ大学で専門医として認められたドクターが対応いたします。
症例1
症例1
術前:50代の女性、歯周病のせいで歯がグラグラになり、歯並びがバラバラになってしまっています。前歯などは相当グラグラしており、歯が抜けそうで安心して食事ができない状態となっています。術前のレントゲン検査で重度から末期の歯周病にかかっている歯が多いことが分かります。抜け落ちそうな歯が多くありますがこのような状態でもあきらめません。

術前のレントゲン検査

症例1術後
術後:歯周再生治療を含む、全体的な治療を行なうことで歯周病をコントロールし、矯正治療を含めたかみ合わせの治療を行いました。
治療スタートから12年が経過しているが、当患者さんは1本の歯も失わずなんでも食べることができ、元気に笑顔で生活されています。

術後のレントゲン写真

レントゲン検査では10年前と比較して随分と歯をささえるための骨や組織が回復していることが分かります。
症例2
症例2
治療当時20代の患者さんです。全体的に歯周病がひどく進行し、結婚前なのにどうしようとお困りの方でした。

まだ若いかたなのに歯の隙間が目立ちますね。これは歯周病が進行して歯を支える組織がなくなってしまったからです。歯周病の程度としては全体的に歯がグラグラしている重症の状態です。銀歯も多くみられ、むし歯リスクも高い患者さんです。

症例2術前のレントゲン

丸の付いている場所でひどく歯周病が進行しています。こういったところを歯周再生治療で治していき、長期にわたって歯が残せるような状態にしていきました。


術後
症例2術後   症例2術後 前歯

術後12年のレントゲン検査でも、最初に丸のついていた場所で、歯を支える組織が平坦になって回復していることが分かります。とても安定しており、歯周病の再発の可能性が極めて低くなっています。

症例2術後レントゲン

患者さんが歯ブラシをとても頑張ってくれるので、歯ぐきがピカピカな状態になりました。そのように健康な歯ぐきがあることで安心して審美性の改善治療を行い、最終的には上のように美しい口元を回復することができました。そして結婚されて、お子様にも恵まれ、先日12年目の定期健診を行いました。日々の歯ブラシの努力と定期検診によりどこも悪くなっておらず、“あのとき頑張って良かったね”と喜び合うことができました。その方の幸せな生活の一部を担うことができていることに歯科医師としての喜びを感じます。